ストーリーの重要性
映画、面白いですよね。
私もよく見に行きますが、
ど派手にアクションして大金使ってある映画も面白いけど、
1つの家の中で何かが起きる映画も面白かったなあって結構ありませんか?
これって後者の何が面白かったかって
お話の流れ(ストーリー)ですよね。
私達はどうしてストーリーに引き付けられるのでしょうか。
目次
どうして私たちはストーリーを求めるのか
映画の他にもマンガ、小説…
私達が「面白い」と言っているのは、やっぱり「ストーリー」。
ではどうして買ってまでストーリーを求めるのでしょうか。
感情を高ぶらせてくれる
1つは、強烈な感情を呼び起こしてくれるからです。
例えば、「ワンピース」。
まず悪魔の実は本当には存在していないし、あんな戦い方は現実では絶対にできません。
あんな良心的な海賊になろうと思って簡単になれるものでもないし、
雲の上・海の中に誰かが住んでるなんて非現実的です。
読み手にとってはまさに「非日常」。
「次はどんな冒険になるんだろう」
「どんな相手と戦うんだろう」
とドキドキ・ワクワクしますよね。
このドキドキ・ワクワクをストーリーに求めています。
平穏な日常の大切さを感じさせてくれる
次に、何でもない日常の大切さを再認識させてくれることもあります。
普段は、日常は平穏にすぎています。
でも、日常の何かにフォーカスしたストーリーは、そうした日常ではなかなか感じることの出来ない喜びや悲しみなどの感情を湧き上がらせてくれます。
例えば「八日目の蝉」。
「今日まで母親だと思っていた人は、自分を誘拐した犯人だった。」というキャッチコピーですが、「親子」の繋がりについて深く考えさせられる作品ですよね。
私自身、独身の時に見た時は「子」の視点で 子どもを産んでからは「親」の視点でも見ることができ、「私だったら…」と考えざるを得ませんでした。
このように、かなり強烈なかたちでなかなか実感できない大切さ、愛おしさを実感できます。
子どもが大切だなんてことはみんなわかっています。家族が大事だってみんな知っています。でもそれを日常で実感する機会がなかなかありません。
ストーリーはぼんやりとした日常に形をあたえ、目の前に何があるのかを感じさせてくれます。
他の人生にふれることができる
最後に、自分の人生では感じ取ることがなかなか出来ない感情をストーリーがあたえてくれるからです。
例えば、「ボヘミアン・ラプソディ」は世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマです。
世界的人気ロックバンドに誰でもなれるわけじゃありません。
だから映画になったことで、見る人は主観的に入り込むことができ、フレディ・マーキュリーが感じたであろう感情を同じように感じることができます。
自分では歩むことのないであろう人生を体験できるような気がしますね。
映画や小説は普段見えないものを見せるだけの力・湧き起こることのない感情を呼びさます力を持っていることがわかります。
「鬼滅の刃」から分かるストーリーの大切さ
2020年に大ヒットした鬼滅の刃。ご存じですか?
一言でいえば『「鬼」を倒す鬼殺隊の物語』なんですが、登場人物たち一人ひとりに込められたストーリーが深い・細かいんですよね。
例えば物語中で出てくる
炭治郎は、とても家族思いで心優しい少年だけど、妹が鬼になってしまい、その妹を人間に戻すこと・家族の仇討ちのために鬼殺隊になることを志します。
炭治郎を鍛える鱗滝さんは、鍛え上げた子どもたちが、最終選別で ある鬼に殺され続けているという過去があります。
このストーリー設定により「炭治郎が最終選別で強い鬼と戦う」だけでなく、
「家族を鬼に殺されたという悲しい過去を持つ炭治郎が、最終選別で 鱗滝さんに恨みを持つ強い鬼と戦う」という細かい設定がうまれます。
すると読み手は
「炭治郎に頑張ってほしい」
「鱗滝さんの今までの教え子もやられているのに勝てるかな?」
という気持ちがより高まりますよね。
ディズニーもピクサーもジブリも、映画全体のストーリーはもちろん、この登場人物の裏にあるストーリーを大切にしています。
いろんなものにある「ストーリー」
では、ストーリーが大切なのは映画、マンガ、小説だけなのでしょうか。
答えは違います。
何か人に伝えたいこと、モノがある人は「ストーリー」と活用すべきです。
つまり、作る側は
お客さんの感情を揺り動かすことが出来るかどうかが勝負です。
あるコンテンツを売っている方に、
「コンテンツを作成しても、いまいちお客様の反応を得ることができず、コンテンツから成約までなかなか至らない」とおっしゃる方がいます。
これまでの話のながれから、
その原因の一つに
作成するコンテンツに、お客さんの感情を揺さぶるストーリーがなかった(伝わらなかった)可能性が考えられます。
何か製品を作るのに、苦労したことや、楽しかったこと、辛かったことは通常最終消費者に伝わることはなく、生産者にしか理解できません。
ですが、サービスの生産者にとって、それが物であれ、無形のサービスであり、製品を作る過程にはなんかしらの想いがあるはずです。
ぜひ、ストーリーを伝えてくださいね。
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