３月２２日に２子目を出産しましたが、今回は予想外の緊急帝王切開でした。

帝王切開後に帝王切開について色々調べるという…笑

でも、緊急帝王切開って珍しいわけでもないようで、出産を控えてどきどきしている方の力（？）に少しでもなればいいなあと書き記そうと思います。

緊急帝王切開って何？

まず、出産は「経腟分娩」「帝王切開」と大きく二つに分けられます。

「経腟分娩」は、いわゆる普通のお産のこと。陣痛を伴っていたーいいたーいあれです。

そして「帝王切開」は、予定帝王切開と緊急帝王切開の二つに分けられます。
予定帝王切開は、何かが原因で経腟分娩が難しいので、妊娠中に日を決めて予定通りに行う帝王切開こと。
緊急帝王切開は、経腟分娩を予定していたものの、妊娠経過中やお産の進行中に何らかの理由で経腟分娩が不可能と判断され、急いで行う帝王切開のことです。

予定帝王切開の理由は

緊急帝王切開の理由は、

という様々な理由があります。

緊急帝王切開って実は珍しくない

緊急帝王切開って名前だけ聞くととんでもなく希少な手術な気がしますが、いまや5人に1人が帝王切開で出産をしていると言われています。

そのうち約６割は緊急帝王切開だそうです。

私が緊急帝王切開になったわけ

私が緊急帝王切開になった理由は、
子宮口も5cm開いて陣痛もついていたのに、いつの間にか逆子になっていたからです。

え？！陣痛中に逆子になるだと？？？
いやいや自分がそうなるとは思ってなかった…っていうか痛くなってくる陣痛に耐えてる中一回転したのも気づかなかったし。
でもね、確かにね、この子は足の力強かったんですよね。
まじろっ骨にゴリゴリ足入ってんじゃないかって心配になるぐらい胎動は痛かったです。

あとからお医者さんに聞いた話、私が産んだ産婦人科病院でも年に何人かはこういう人いるらしい…

記録

自分の備忘録としても今回のお産の流れを書いてみました。

3/17　予定日普通に過ぎる

１子目も普通に過ぎていったんです。もう慣れっこ。笑
ぜんぜん生まれる予兆はありませんでした。

3/21（朝～夜）　バルーンを入れて、陣痛がつき始める

9時から入院してバルーン（3センチ）入れました。

昼ぐらいから10分感覚の陣痛が付き始めてバルーンも抜けて、やったー！明日生まれそう！って思って内診してもらったけど、
助産師さん「赤ちゃんまだ頭プカプカしてますねぇ、赤ちゃんのやる気がまだないみたいねぇ」
って２人でのほほんと話していました。

3/22（４時）　いよいよ子宮口も5cmに。だけど…

陣痛感覚変わらないけどちゃんと痛くなってきてて、朝の４時に
助産師さん「内診しましょうか！」

内診してもらうときに
私「陣痛きてるのに胎動激しいんですよね笑」、
👩‍⚕「子宮口は５センチ開いてますねぇ…ん？…」って無言に。
👩‍⚕「ちょっとちゃんと他の人にも見てもらいますねぇ！」って言われて診てもらいました。

👩‍⚕「渡辺さん…あのね、稀にあるんですけど、赤ちゃんがね、もう一回転しちゃってるんです…」って言いにくそうに言われ…
意味が分からず「旋回のことかなぁ？」とかよくわからんこと思ってました笑

👩‍⚕「足がね、今下向いてるんです…」
👩「今？、えっそれって…帝王切開になります？」
👩‍⚕「はい…」
👩「えっいつです？」
👩‍⚕「今からです…」で号泣。笑

ここまでで４時半。

あれよあれよと入るつもりじゃなかったオペ室の準備整ってて、私は帝王切開の説明受けて（頭全く入ってこない）、家族に電話しました。

3/22（５時半）　整理ができないまま帝王切開

院長は
「陣痛きちゃってるから、破水すると危ないからすぐ手術するね。
お母さんと赤ちゃんが無事でいるための手術だからね、今の状況では一番安全だから。
背中から麻酔いれてね、取り出すのは５分。すぐだからね。」

って余計なこと入れずにわかりやすく教えてくれたんですが、

その後の外来の麻酔科医の先生が
「背骨に、麻酔をいれます。全部で注射は４本（？）。脊椎の…」
とか事細かく教えてくれるので（多分そうしないといけない笑）
私の脳内は「痛そうやんか！！！！！！」しかないうえに、みんな急いでいるので説明聞いたのは手術台の上でした。

助産師さんが近くにいますからねって手を握ってくれていました。私はその手を握り潰し返していました。笑

ぴーぴー全然私が落ち着かないから
👨‍⚕「背中に力入れないで！」
「お母さんが不安がったら赤ちゃんはもっと怖いから！」
「この人経産婦ですよね？！」
「陣痛より全然痛くないでしょう！」
って麻酔科医の先生が言っていましたが
「あんたのこと知らんし、初めましての人に手術されるの恐いんじゃあ！！経産婦だけど前回は経膣じゃ！陣痛とこれは別や！！痛みで比べるなぁ!!ホント妊婦（私）の気持ちわかってねぇこの人!!!!!」
って心は半ギレでした（ごめんなさい）。

時間かかったけど針を入れることができて、両足が痺れていたのを覚えています。

台に固定されて消毒液みたいなのお腹に塗り塗りされて緊張MAXでしたが、
怖がってる私に対して
院長「もうね、メスいてれるんだけど痛くないでしょ？」
私「院長!!!!!その､後から報告正解!!!!」って思っていました。

後は感覚ないけどちょっと怖いから麻酔科医の先生と雑談（仲直り笑）。

やけにお腹のあたりばっさばっさなにか乗ってくるなぁって思ってた間に泣いて生まれてこれた赤ちゃま。

生まれましたよーって見せてくれた赤ちゃんの足にへその緒巻き付いていました。
院長「首とね、お腹と足首に、へその緒巻き付いてたよ、３周！帝王切開にしてやっぱり良かったね、下から産んでたら低酸素になって大変だったかも」

あのばっさばっさはへその緒ほどいてたのね…
赤ちゃんはやっぱり賢いなあ～とか思って安心して目ぇつぶってたら

いつの間にか全身麻酔入れられてて一時間睡眠していました。

ぬいぬい終わって背中の注射は抜かないままストレッチャーに乗せられて、足モミモミマッサージ機みたいなやつ巻かれて家族と対面でした。

経腟分娩でも帝王切開でも痛いし怖い

いやはや、まさかではありましたが、結局は母子ともに健康が一番！
なんだかんだ経腟分娩と緊急帝王切開が経験できて素敵！（？）という謎のプラス思考で終えることができました。

その後の傷は経腟分娩と違った痛みがありましたけどね。
私的には経腟分娩だろうが帝王切開だろうがどっちも痛かったなあ…

経腟分娩ではトイレがストレスだし、
帝王切開では起き上がるのが怖いし、
経腟分娩でも帝王切開でもどこかがさけそうだと心配をしていました（裂けない笑）。

ただ私的には、帝王切開は手術前が異常に怖い。
経腟分娩って陣痛ばちくそに痛いけど、ようは痛くなればなるほどお産が進んでるわけです。
でも帝王切開って手術だからお医者さんを信じて託すんですよねえ。
緊急帝王切開だったからちょっとそこがこわかったなあ。

ちなみに私は横切開で、やっと最近アトファインを卒業しました。（裂けそうで心配だったから３か月ずっと貼ってました…※裂けない）

第三子！となると予定帝王切開ですね、ちょっと怖いけど…まあ赤ちゃんが可愛いからお産は頑張れますね。
世の中の女性ほんとがんばってるよおお…と改めて思いました。