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卵・乳のアレルギー児、負荷試験しました【体験談】

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私の娘は1歳をむかえたのですが、
「1歳になったら打てる予防接種を打つぞー」ではなく、
「まずは負荷試験頑張るぞー」でした。

 

この娘ちゃん、卵と乳成分のアレルギーを持っているんですねえ。
初めての負荷試験だったのでドキドキでした。

 

ここでは、予防接種が打てない理由と負荷試験を受けるまでの出来事を書きました。
「負荷試験が心配…」という人の助けになりますように!

 

予防接種が打てないわけ

卵の殻の成分 in 麻疹・風疹混合ワクチン(MR) 

結論から言うと、麻疹・風疹混合ワクチン(MR)には、「卵の殻の成分」が入っているからです。
インフルエンザのワクチンにも、ごく少量の卵の成分が入っています。

 

現在、日本で使用されている麻疹・インフルエンザワクチンに含まれる卵白の量はごく微量で、通常の卵アレルギーの人ならアレルギー反応を起こさない程度なので生卵だけ食べないような部分的な除去の方は接種可能なことが多いです。
しかし、完全に卵を除去している人は予防接種によりアナフィラキシーショックと呼ばれる激しいアレルギーを起こす可能性があります。

 

生後8カ月頃に卵・乳成分のアレルギーが発覚して以来、私も食べさせるのが怖かったので、娘には完全除去させていました。
なので、行きつけの小児科では麻疹・風疹混合ワクチン(MR)を打たない方がいいという判断がでて、打ちませんでした。

 

負荷試験について

負荷試験を受けるまでの流れ

まず小児科で説明を受けた

そもそも負荷試験なんて全くわからない、知識もなかった私たち夫婦。
負荷試験を受けることになった発端は、夫が娘を連れてプロペトとロコイドを混ぜたお薬を取りに行ってくれた時。

 

帰ってくるなり、
「負荷試験を勧められた」と一言。
「なんか、卵食べさせるらしい」。

 

ちょっと私にはその説明では分からなかったので、とりあえずもう一度小児科に行く必要があるとの説明だったので 娘を連れて私が小児科に行きました。

 

先生によると、
「麻疹・風疹混合ワクチン(MR)には卵の成分が入っている」
「卵完全除去にしてるなら注射を打つ前に負荷試験をした方がいい」
「卵のアレルギーは食べて分かったのではなくて、血液検査で分かったものだから、食べたらどんな症状が出るのか分かっておいた方がいい」
とのことでした。

 

その日に紹介状をもらい、小児科で大きい病院での診察の予約も取ってもらいました。

 

蛇足なんですが、
紹介状が何で要るかって 大きい病院で何でもかんでも受け付けていたら回らないからだそうです。
熊本の国立医療センターは紹介状無しでも診てくれるそうなのですが、後回しにされたり、別途料金を払わなくてはいけなかったりするので必ず紹介状はもらった方がいいです。

 

紹介状を持って国立医療センターへ

説明に納得して予約を取ってもらった国立医療センター。
自宅からまさかの30分越え。(もっと遠くから来る人はたくさんいるみたいです)
しかも熊本市って中心街こむんですよね、ナビでは30分って出てたけど無事1時間近くかけて到着しました。

 

受付→小児科へ。
紹介状に添付されていたデータを見ながら、お医者さんがお話を聞いてくださいました。

湿疹はいつごろから出たことがあるのか。
何を食べてアレルギーだと分かったのか。
今は食べさせているのか…
細かく聞かれます。

 

その間、娘は床に放置…。遊びたい盛り、衛生面を気にしてぎゃあぎゃあ言われながら抱っこするよりも、私自身の心の平和を取りました…苦笑

 

血液検査の結果はもう4か月前のデータなので取り直しましょう、ということでこの病院でも血液検査をしてもらいました。(もちろんギャン泣き)

 

負荷試験は半日入院扱いらしく、最後に入院課にも寄りました。
予約もすごく難しいみたいで…
私は運がよく、半月後に入れてもらえました。
(本当は10月までいっぱいいっぱいだったらしいです。なんで6月に予約できたのかは謎笑)

 

負荷試験の内容

負荷試験当日は夫が連れて行ってくれました。
本当は2人で行きたかったけど、コロナで付き添いできるのは1人まででした。

 

最初に聞いていたスケジュールは

8時30分 コロナウィルスの検査(娘のみ)
10時 入院棟で卵もぐもぐ
12時00分 お昼ごはん
14時 体調に変化が無ければ退院
  重症化したらそのまま1日入院

 

でも実際は、

8時30分 コロナウィルスの検査(娘のみ)
10時 入院棟で卵もぐもぐ
11時30分 もう一度卵もぐもぐ
~14時 蕁麻疹がひかず、泣きわめく。点滴。
14時すぎ お昼ごはん
15時 退院

でした。

 

後から分かったことなのですが、
この「卵」、一回目に白身から食べさせられたらしく。
うーん、なんでだろ?
今度また行った時に聞いてみようと思っています。

 

負荷試験を受けた時・受けた後の娘の様子

まずコロナウィルスの検査は鼻ほじほじ。
相当嫌そうな顔をしていたそうです笑

 

入院棟に上がってから、前回の血液検査が上手くいっていなかったので、もう一度血液検査。血を取られます(ちとかわいそう)(てか上手くいかないとかあるんだ)。

 

そしていよいよ初めての卵(白身)接種。
持ってきていたゆで卵の白身部分を2かけら食べさせています。
食べるのが大好きな娘、「これうんま」みたいに食べていたらしい…笑
食べさせる方はひやひやなんだけど…。

 

この2かけらでは、症状が出なかった娘。
これで終わりではなく、さらに多めの白身と、黄身を食べさせられます。
結局摂取した卵は20分の1でした。

 

さて、これが全身に真っ赤な蕁麻疹を引き起こします。

 

まず、10分ぐらいすると急に機嫌が悪くなり、夫についてへばりついて離れなくなる。
おかしい、とおもって服をはぐると全身蕁麻疹
肌の温度もぐんぐん上昇するので下着にさせて抱っこしていたそうです。
薬を飲ませて時間が経ってもなかなか蕁麻疹がひかないので、点滴を打つことに。
点滴を打つと1時間ぐらいで蕁麻疹はひいたそうです。
(でもこの点滴を打つまでに暴れまわったのか、何度もルートを取られて手は血まみれだったらしい)

 

点滴打って娘が寝た頃に夫が撮ってくれた写真ですが、きつすぎて口がへの字に曲がっています…。
もともとお肌はまっちろで、何も肌トラブルがない状態で行ったんですが、全身のいたるところに蕁麻疹。脇や太ももの付け根が真っ赤
直接見ているほうはもっと苦しかったと思います。
(写真じゃ蕁麻疹の凄さが伝わらないところも蕁麻疹の嫌なところ。)

 

14時ごろには蕁麻疹は引いたので、二人でご飯を食べて退院してきました。
帰ってきた娘を見ると、蕁麻疹はほとんどひいていたものの、真っ赤になっていた部分はよく見るとまだちょっとぶつぶつしており、まぶたは泣きすぎかアレルギー反応の影響か浮腫んだように腫れていました。

 

「アレルギー反応が強く出て、肌が弱い状態だから」ということで病院用のようなでっかいプロペト持って帰ってきていました。

 

 

 

 

 

以上が予防接種が打てない理由と負荷試験を受けるまでの出来事でした。
それからはすっかり病院嫌いです苦笑 無理もないですね。
でも7月にまた行かないといけない~

 

負荷試験、怖いですが克服するためにやるっきゃない。
小学校に上がるまでに治るといいなあ。。。

 

アレルギーを持つお子さんのパパママ、頑張りましょうね!

この記事を書いた人

そえだみき

イラストレーター・NOKOS専属アーティスト。「わくわく、げんき、ゆめ、ふしぎ、そうぞう」をテーマに制作。元気のでるイラストをお届けします。

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