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ホワイトボードアニメーションの作り方

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ホワイトボードアニメーションを広告等でよく見かけるようになりました。
思わずじっと見てしまうあの動画、
ドローマイライフをはじめ、商品やサービスの説明等に使われるようになってきました。

 

そもそも、あれってどう作っているのでしょう?
画面に出てくるものはホワイトボードとマーカーだけで、簡単に作れそうですよね。

 

その通り、自分で簡単にそろえられるもので作ることができます
「ホワイトボードアニメーションを作ってみたい!」という人は読んでみてください。

 

準備物

まずは、必要なものリストから。

 

最低限いるもの

・ホワイトボード
 大きさはお好みで。大きいほど細かなイラストが描けます。
・ホワイトボード用マーカー
 ホワイトボードの大きさに合わせるのがベストです。
 例えば、A3ほどの大きさのホワイトボードの場合、「中」の太さ。
 B4ほどの大きさなら、「細」でないとちょっと書きずらく感じるかもしれません。
・イレーザー
 ホワイトボード用のイレーザーです。大量に消すことになるので、洗ってリセットできるものや、めくってリセットできるものがおすすめ。
・スマートフォン
 これで撮影をします。
・スマートフォンを上から吊り下げることができる器具
 ホワイトボードアニメーションは、ぶれないことが意外と大切。
 持っているとずれてしまうし、そもそも持ちながら撮影はできないので、上で固定できる器具が要ります。
 固定できればツッパリ棒でも、自撮り棒でも何でもいいです。
・動画編集用ソフト
 ホワイトボードアニメーションは早回しになっています。また、ナレーションを付ける場合はそれに合わせてイラストも描かれたほうが見た人に伝わります。
 パソコンでのソフトが扱いやすいですが、一応、スマートフォンのアプリで作ることもできます。
 ※ナレーションもスマートフォンの録音アプリで撮れます。

の6点です。

 

あったらいいななもの

・下書きイラスト
 あったほうが、仕上がりの完成度や、撮影時の負担の軽減が期待できます。
・照明
 部屋の光は自分で影を作ってしまったり、意外とムラがあったりするもの。
 いろんな方向から照らすことで、明るく見やすいホワイトボードアニメーションを撮ることができます。
・自分のYouTubeアカウント
 ムービーのデータは重くなりがち。ネット上にアップしてしまえば、パソコンやスマートフォンの容量を気にしなくて済みます。

の3点。

 

意外と家にあるものが多いのではないでしょうか。

 

ホワイトボードアニメーションの作り方

では、いよいよ作り方の手順を紹介します。

 

作り方もシンプルで、

①下書きを描く
②ホワイトボードに録画しながら描く
③動画編集用ソフトで編集する

の3ステップで終了です。

 

早速作ってみましょう。

 

下書きを描く

ホワイトボードにイラストを描く時には、下書き(絵コンテ)があったほうが断然いいです。

 

なぜなら、ホワイトボードに書く段階では、意外といろんなことを考えなくちゃいけないからです。
その「考えなくちゃいけないこと」をできるだけなくすために、下書きを書きます。

 

また、イラストはホワイトボードに描いて、消してしまいます
どんなイラストを描いたかをすぐに忘れてしまうんですよね。
統一性がないとホワイトボードアニメーションにする意味が半減してしまうので、撮った動画で確認してもいいのですが意外とこれが手間

 

どの順番で描きたいかも印を付けておくと尚いいです。

 

ホワイトボードに録画しながら描く

次に、ホワイトボードに描いていきます。

 

撮影前のセッティング

撮影のためにセッティングをするわけですが、
スマートフォンが、ホワイトボードの真上に来るように調整し、
ホワイトボードとスマートフォンが平行になるようにセットしてください。

 

スマートフォンの画面にホワイトボードがすっぽり入るぐらいの距離がベストです。
画面に映っているホワイトボード以外のものは、後でトリミングできるので(ソフトによってはできないものもあります)ホワイトボードすべてが入ることを意識しましょう。

 

照明もある人は、スマートフォンの画面を確認しながら、ちょうどよいところに置きます。
よくあるミスが、ホワイトボードに光が反射してしまうこと。
反射してしまうと、その部分だけ変に明るかったり、せっかく描いたイラストが見えなくなってしまったりします。

 

実際に描く時の注意点

準備が整ったら描いていきます。
ホワイトボードいっぱいに描くよりかは、少し内側に描くのがベストです。

 

この時、考えることは

・できるだけイラストのミスしないようにすること
 (ミスしてももう一度消して続きから描けばいいのですが、のちのちの編集での手間が省けます)
・下書きの順番通りに描いていくこと
・カメラのピントが合っているか毎度確認すること(フォーカスロック)
・撮れているのか毎度最初に確認すること
 (「押したと思っていたのに!」が結構あります…最後まで描いて消して撮れていなかったときの悲しさと言ったら…)

 

これらに気を付けながら描いていきましょう。

 

その他必要があればすること

必要な人は、この段階で
・音声の収録(スマートフォンの録音機能)
・音楽の選定(フリーBGMのダウンロード)
を行なってください。

 

動画編集用ソフトで編集する

動画が撮れたらいよいよ編集していきます。

 

動画編集用のソフトについて

iPad(iPhone)ユーザーならiMovieで十分です。
Windowsだとムービーメーカーだったんですけど、こちらもう配信されていないようです。
filmola
はわりと直感的に操作することができます。
使いやすいアプリやソフトを探してみてください。

 

機能的には
・動画や音声等をトリミングできること
・動画を倍速にできること
・動画と音声、音楽を一つに編集できること
が備わっていればOKです。

 

欲を言えば、
・動画のコントラストなどを調整できること
・テロップを付けることができること
・画面切り替えのエフェクトを加えられること
が備わっていると、よりこだわったホワイトボードアニメーションを作ることができます。

 

動画編集時の注意点

ソフトに取り込むものは
・撮った動画
・撮った音声
・ダウンロードしたフリーBGM です。

 

これらを自分好みに編集していきましょう。
編集するうえで気を付けた方がいいのは、

・音声と動画をリンクさせる
・間違えた部分はトリミングする

の2点。
ホワイトボードアニメーションの良さを編集で削がないように気を付けてください。

 

最後にエクスポートすれば完成です。

 

 

 

 

 

 

 

以上がホワイトボードアニメーションの作り方です。
機器は揃えられるし、作る工程はシンプルだけどやってみると意外と手間がかかります
なんにしろ動画撮る時は一発勝負なところがあるので…
ホワイトボードに直接下書きもできないので、イラストを描くのが苦手な人はこの撮る部分が億劫に感じるかもしれません。

 

もし、苦手だけどホワイトボードアニメーションを作りたいと思っているならば、クリエイターに頼むのも一つの手ですね。

 

ホワイトボードアニメーションは、シンプルで難しいさえも伝わりやすいのが魅力。
是非、唯一無二のホワイトボードアニメーションを作ってくださいね。

 

 

 

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    そえだみき

    イラストレーター・NOKOS専属アーティスト。「わくわく、げんき、ゆめ、ふしぎ、そうぞう」をテーマに制作。元気のでるイラストをお届けします。

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