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ホワイトボードアニメーションの手描きとPCソフト、自分で作るならどっち?

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ホワイトボードアニメーションについて調べていると、「自分で作りたい!」と思いませんでしたか?
 
意外と自分がすでに持っているもので作れたり、買いそろえるのが割と簡単なのがホワイトボードアニメーションの魅力。
自分で作ることも十分可能です。
 
ですが、一般に言われているホワイトボードアニメーションの作り方は2通りあります。
手描きPCソフトか。
どちらの方法があっているのでしょうか?
 

そこで、「もし、自分で作るなら」という視点でそれぞれの特徴を比較してみました。

 

手描きホワイトボードアニメーションの特徴

手描きは、PCソフトでの編集に比べるととても楽。ただし、「絵が描けること」が前提条件です。

 

 

手書きのメリット 動画編集が楽

手描き動画さえとってしまえば順番に編集するだけ。
パソコン等の機器に取り込んで、動画編集用ソフトでトリミングしたり音声とタイミングを合わせたりすればOK。
全く知識が要らないわけではありませんが、今の動画編集用ソフトは直感的に扱えるものが多いので、慣れてしまえば編集できます。

 

そのため、撮れてさえしまえば9割完成したも同然です。

 

手描きのデメリット 絵が苦手な人には向かない

でも、手描き動画を撮る前段階(絵コンテ)は、念入りにしなければいけません。
絵コンテの役割は、イラストの確認だけでなく 話の流れやまとめなどがありますが、今回はイラストの話。

 

書くイラストはもちろん、どの順番で書くのか、どこでどんな色を使うのか…。
ナレーションと順序を合わせたり、見る人がすぐ理解できるように配置を考えたりしなくてはいけません。

 

なぜなら、動画を撮る段階では一発勝負やり直しがききません
絵コンテをおろそかにしていると動画を撮ることにものすごく時間がかかります。

 

つまり、「絵が得意であること」が前提条件です。

 

絵が苦手な人だって作れます。
が、3分の動画でもおよそ12枚の絵コンテが必要です。しかも動画撮影時は一発描き。
長い長い作業になりそうです…

 

「絵が苦手」と思う人からは「想像ができない」という声をよく聞きます。
せっかく作るホワイトボードアニメーション、ちゃんとしたのを作りたい!と思ったら 表情やポーズの資料をいちいち調べなくてはいけないことになります。
苦手なことに取り組むのって結構根気要ります。

 

実際、私自身絵コンテのみの仕事を請け負うこともありました。
絵を描くのがちょっと苦手でも、絵コンテが見本となってくれます。
あとは描けばいいだけなので安心のようです。
(でもそれを描くのも難しいみたいです。ホワイトボードに描くのと紙に書いてあるのとでは結構違いますからね。私も他人のイラストに沿って描くのは難しい…結局難しい?)

 

 

PCソフトの特徴

ホワイトボードアニメーション風動画を作りたいなら、パソコンに専用のソフトを入れるだけ

 

最大の特徴は、良くも悪くも「誰でも」「簡単に」がキーワードです。

 

 

PCソフトのメリット 絵のスキルはいらない

作り方は、使用したいイラストを選択したり、文字を入力したりするだけ。
手描きでないので、絵を書く心配をする必要はなく、やり直しも簡単です。

 

ホワイトボードやマーカーの準備をする必要もありません。
ソフトが入ったパソコンが一つあれば、簡単に作ることができます。(パソコンの容量にはご注意を。動画をいじるとなるとそれ相応のパソコンが必要です。)

 

PCソフトにはいくつか種類があるようなのですが、YouTube等の動画サイトで使い方も紹介されています。

 

また、手描きと違って、イラストをアニメのように動かすことも簡単にできます。
画面内で描かれたものが動き出すエフェクトは、見ているほうも面白いかもしれません。

 

 

PCソフトのデメリット PCで作ったのが隠せない

やはり本当に書いている手描きとは、書いてる感に大きな違いがあります。

 

既存のイラストなどを使っているので、イラストの途中で「何が書かれるのか」が想像されやすいのが欠点
文字を書く部分も既存のフォントなので、見ている側に新鮮さがなく、退屈になりやすいかもしれません。

 

あまり複雑なイラストだと「イラストを描いている」ではなく、
「イラストの上を手がふわふわと動いている」という認識になり、書いているのとは全く違う印象に

 

 

 

 

 

手描き制作は、絵が書けさえすれば編集には手間がかからず、ホワイトボードアニメーション本来の良さがそのまま反映されます。

 

PCソフト制作は、誰でも簡単に作成できますが、ホワイトボードアニメーションならではの良さが半減される場合もあります。

 

人の目を引き付けたかったら手描き、簡単さを求めている人はPCソフト、といったところでしょうか。

自分の目的にあった方法で取り組んでくださいね。

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    イラストレーター・NOKOS専属アーティスト。「わくわく、げんき、ゆめ、ふしぎ、そうぞう」をテーマに制作。元気のでるイラストをお届けします。

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