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学校での勉強って無駄?元教員が考えた結論

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さて、小学生の時は楽しかった勉強も学年が上がるにつれ難しくなってきますよね。

 

私が教員だったころにも
「どうして勉強しなくちゃいけないんですか?」と疑問を持っている子どもは大勢いました。

 

「学校で習うことって大人になってから使いますか?」
「電卓があるから、算数は勉強しなくていいんじゃないですか?」
「理科のこの化学式なんて知らなくても困りませんよね?」

 

先に言っておきますが、学校での勉強は無駄ではありません。

 

ここでは、元教員だった私が考える「学校での勉強が無駄じゃないわけ」を書きました。

 

学校の勉強が無駄じゃないわけ

答えだけではなく、そこにたどり着くプロセスが大切

例えば、算数だと…

算数で例えると分かりやすいのですが、例えばこれ。

黒い点はいくつありますか?

 

答えは24なわけですが、あなたはどのように計算しましたか?

 

 

①3×3+5×3=24
②5×6-2×3=24
③3×6+2×3=24
④ひとつずつ数えて、24

答えにたどり着くまでのプロセス(過程)はこんなところでしょうか。
いろんな方法がありますが、どれも正解ですよね。

 

現に、学校の授業だと いろんな答えの求め方を3人ぐらいが発表して、みんながそれぞれの方法を理解できればその授業の目標は達成、というのが多いんじゃないでしょうか。

 

「答えが分かればそれでいい」と思ったことありませんか?
でも実はこの「答えにたどりつくまでにいろんな方法がある」というのが大切。

 

例えば、旅行だと…

学校では教科だけかもしれませんが、
働き始めるとこういう風にゴールに向かっていくまでにどんな方法があるのか…と考えるのはとっても多いです。

 

仕事はもちろん、旅行に行く手順でもそうです。

ゴール 五島旅行
問題 交通手段は何にするか。

熊本→五島の方法としては

①熊本→(自動車)→長崎空港→(飛行機)→五島
②熊本→(自動車)→長崎の佐世保→(船)→五島
③熊本→(自動車)→福岡の博多→(船)→五島
④熊本→(自動車)→福岡空港→(飛行機)→五島

という4つの方法がある。

金額が安いのは②
時間が早いのは④

今回は時間を優先するので、五島旅行は④の方法で行こう

 
算数とちょっと似てますよね???
こんな感じで、決めることの連続なんです。
 
 
上記では算数での考え方の応用を例に出しましたが、
五島までの行き方を調べたり金額を調べたりするには それ相応の国語力検索力がいるし、
五島での観光を考えた時に、歴史に詳しいとより一層楽しい観光ができます。
五島ではシュノーケルが人気ですが、そこに住む生物の特性を知っていれば より会える確率を高めることができます。
 
 

学校の勉強とそうじゃないことの違い

このように、学校での勉強が直接役に立つこともあるし、答えにたどり着くまでの「どうして?」「こんな方法は?」と考えることがより仕事や暮らしを豊かにすることができるんです。
 
そして 学校と違うところは、先生が「それが正解です」と教えてくれないところ。
自分の知識を頼りに、自分で答えを見つけなくてはいけません。
そういう意味でも、学校で勉強で「自分の考えをもつ」ことや「自分で答えにたどり着く」ことはとっても大切です。
 

 

大人になった時に自分で理解できることが増える

インターネットを使うことが誰にとっても当たり前になった時代、いろんな情報が飛び交って新しいものもどんどん出てきて、それに伴って新しい言葉やシステムが生まれています。

 

全部自分で決めなくちゃいけない!

親元を離れたら、全て自分で決めなくてはいけません。

どこに住んだら自分にとって最適か
どの保険に入れば将来困らないか
車は中古でいいか新車がいいかそもそも要るか
銀行口座はどこで作るか
クレジットカードも作るならどこにするか
ケータイの会社はどこがお得か

等いろいろいろいろです。
でも、自分に必要なことであればあるほどなんか言葉が難しい。
分かりやすくするために、表やグラフで表してくれているところもありますが、それも難しかったりする。

 

そもそも、生活するために必要なものは税金関係以外すべて「お客さん」という立ち位置になります。
どの商売でも「お客さん」にたくさん来てほしいし、「お客さん」への魅せ方が上手いです。
多くの人は一旦「どれがいいのか分からん」に陥ります。

 

学校での勉強を意味のあるものにできていたら。

もし、学校での勉強を意味のあるものにできていたら。

分からないことがあっても理解しようと行動できる
興味を持って取り組むことができる
どのような手順でこなしたらいいかなんとなく算段が付く
自分の知識を活用して「これに似ているな」と紐づけできる
とまあ マインドにしても知識の応用にしても余裕が生まれます。

 
学校での知識が役に立つこともあるし、その知識を身に着けるまでに培ったマインドがより「意欲的に」取り組めることに作用します。
だから「どれがいいのか分からん」に陥っても、自分でしっかりと調べて「自分に本当に合っているのはこれ!」と決めることができます。
(ちょっと抽象的かな・・・)
 

勉強で自分にあった学ぶ方法を身につける

学生の時は勉強三昧ですが、大人になっても勉強三昧です。
算数とか国語とかいう教科名はありませんが、会社によっては簿記という資格を必ず取らなくてはいけなかったり お客さんとの商談の進め方、HPを作るためのサーバー契約の仕方、その仕事に携わるための法律の勉強…
先生だってそうです。授業の組み立て方は適当だと全く子どもたちに伝わらないので、一年目は必ず経験の豊富な先生から学びます。
二年目以降もずっと勉強しっぱなしです。

 

大人になっても学びっぱなし。
しかもそれを丁寧に教えてはもらえません。全部セルフ!しかも即実践が求められることがほとんど。
つまり自分の中により早く落とし込めた方がいい。
その為には、自分に合った勉強方法を見つけておくことが大切だと思います。

 

英語の単語を覚えるにも、書く派と見る派がいますよね。
数学も難しくなってくると、答えを最初にみてたどり着く派と、最初っから自分の方法でいろいろ試したい派。
いろんな勉強方法があります。

 

あなたは自分をより効率的にレベルアップさせる方法を見つけることができていますか?
人に教えた方が理解が早い、本を隅から隅まで読んだ方が全部わかる等、一人ひとり向いている方法が違うと思います。

 

 

学校の勉強を例えると

「学校での勉強」とは盾(たて)

私がよく話をするのが、「学校の勉強は、あなたたちにとっての盾になる」ということ。
「勉強は無駄」と思っている人の中には、「矛(ほこ)だ」と言っているような人もいます。勉強は矛ではなく、あくまでも盾だと私は思っています。

 

今の日本社会があーだこーだと意見を並べても、その中で生きていかなくてはいけません。
正しい知識や詳しい知識があることで、間違った手段や考えを選択しないように自分を守ることができます。

では、矛はなに?

では、矛は何なのか。
矛は、あなたの好きなこと。やってもやっても飽きないことです。「得意なこと」ではりません。
それは野球かもしれないし、読書かもしれないし、イラストを描くことかもしれないし、ヒトの話を聞くことかもしれないし 英語かもしれない。

 

「好きなこと」はあなたの強みになります。
好きだからとことん追求しようとします。
その気持ちや姿勢が、社会に放り出された時にめちゃめちゃ生きてきますよ。

 

 

 

 

 

 

以上が、元教員だった私が考える「学校での勉強が無駄じゃないわけ」でした。
上手く説明できたかは謎ですが…特に後半…笑

 

「学校での勉強は無駄だ」という子どもも大人もいますが、少なくとも中学生までの勉強はあって然りです。
でもなんだかんだ勉強の話をすると将来の話しか出てこなくて 実感がわかないと思います。
学生の時は「勉強は必要なのかよく分からない」ですが、大人になったら「何が自分に合っているのか、必要なのか分からない」の連続です。

 

難しい話ですが、私が言いたいのは その勉強はいろんな形であなたの役に立ちますよということ。
「本当に必要なのか?」とたくさん考えることは素晴らしいことです。
学生生活を心身ともに無理しないように送ってくださいね。

 

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    この記事を書いた人

    そえだみき

    イラストレーター・お絵描きムービークリエイター(自分ストーリー協会認定)。「わくわく、げんき、ゆめ、ふしぎ、そうぞう」をテーマに制作。元気のでるイラストをお届けします。

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