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初めて作るフライヤー(チラシ)をいい感じにするコツと手順

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初めてイベントを開催するとき、毎年行われる催しが近づいてきたとき等に作成するフライヤー。
「これぐらいなら自分で作ろうかな」と思った矢先、手に付けてみると意外と難しいですよね。

 

でも、なんか違和感があるしちょっとダサいとは分かっても、どこをどういじったらいい感じにあるか分からないという方へ。

 

その「なんか違う」と思う直感は大切です。
だってダサいフライヤー見て「行きたい!」と思うと思います?
特に初めてのイベントの時は、印象が大切です。

 

どうせ作るなら、「これなんだか気になる」「行ってみたい」と思ってもらえるフライヤーを作りましょう!

 

フライヤー(チラシ)を作るまで手順

そもそもの前提なのですが、フライヤーは文字数が少ないに越したことはありません。
なぜって読み手は早く開放されたがっているからです。

 

なんとなくわかりますよね、「あの長いプレゼン資料…」「あの文字いっぱいの報告書…」
フライヤーを手にする人も、無意識に「さっと読んでしまいたい」と感じていることを念頭に置いておいてくださいね!

 

作る目的・ターゲットを確認する

まず最初に、情報を整理します。
何も用意無しにフライヤー作りに入ってしまったときにありがちな失敗例が

情報が多くなってしまう
「あれもいい」「これもいい」状態になり統一感がなくなる
どこを見れば知りたい情報が載っているのか分からなくなる
というもの。
こうなってしまっては時間がもったいないので、必ず最初に整理しましょう。
 
 
 
考えるべき事柄は、目的ターゲットはどんな人なのか・何を期待しているのかということ。
例:ケーキ屋さん

目的 お店に来てもらいたい
どんな人 甘いものが好きで、たくさんのお店を開拓している人。珍しい商品に興味がある。
何を期待 新商品。変わったもの。物珍しさ。

これがしっかりできていると、のちの素材集めでも、伝えたい情報を吟味するときも、ぶれずに決めることができます。

 

フライヤーに載せる情報を吟味する

次に、先ほど考えた目的ターゲット・期待していることを軸にどんな情報を載せるのか考えます。

 

 

例:ケーキ屋さん

目的 お店に来てもらいたい
どんな人 甘いものが好きで、たくさんのお店を開拓している人。珍しい商品に興味がある。
何を期待 新商品。変わったもの。物珍しさ。
情報 新商品の告知・写真 お店の場所 営業時間

 

 

 

もし、目的ターゲット・期待していることを考えていなかったら

情報 作っている全ケーキの紹介・写真 お店の場所 営業時間 店長の想い 季節に合わせて取り組んでいること アレルギー持ちの方にも対応できること・・・

と、伝えたいことがごまんと出てきてしまうんですよね。
確かに全部お店側からしたら大切なんでしょうが、見る人には何も伝わらないフライヤーが完成してしまいます。

 

最初にお伝えしたように、読み手は早く開放されたがっています。
できるだけ情報量は少なくしましょう。

 

デザインに必要な素材を揃える

3番目に、素材を集めます。

 

素材とは、フォント、写真、イラスト、フレームなどのことを指します。
今は、無料の素材も充実しているので、ネット上で簡単に集めることができます。

 

 

フォントですが、よく例えとして聞くのが「明朝体は「真面目」「上品」「大人っぽい」、ゴシック体は「カジュアル」「親近感」「力強い」などの印象を読み手に与える。」というもの。

(左:おーばん 右:株式会社Kyo2 Desingより)
 

これを軸に、どんな印象にするとターゲットの目に留まるのかを考えながら、それに合うフォントを探します。

無料フォント素材例

FONT FREE
フリーフォントケンサク

 

 

無料の写真・イラスト素材サイト例

イラストAC
いらすとや
pixabay
(素材によっては有料)

 

有料の素材サイト例
ピクスタ
istock

無料・有料・依頼の善し悪しがあるので、ご自分にあった方法で集めてくださいね。

 

印刷業者を利用する場合は入稿規定を確認する

印刷業者に頼むことを考えている場合は、先に発注先を決めてしまいましょう。

私的おすすめはグラフィック

 

印刷業者によってはillustratorで仕上げとかないといけない場合もあるし、印刷した後の裁断で大きなずれが無いようにするために、トンボを設けるように指示を出しているところがほとんどです。
また、印刷業者に頼む場合はほとんどがCMYKです。パソコンの色は、基本RGBなので、仕上がりがCMYKと分かっていれば、作業の時点で設定できるかもしれないし、後々の「思った色と違う」を防ぐことができます。

 

最近では 一般の方も印刷業者に頼むことが増えてきているのか、サービスの一つとしてトンボを自動的に設けてくれたり、人の目によるチェックをしてくれたりするところもあるので、自分にあった印刷業者を探しておきましょう。

 

フライヤーのデザインのチェック項目4つ

では、吟味した情報と集めた素材を使ってできたフライヤーを見ながらチェックしていくとよい項目を紹介します。

 

余白スペースが確保されているか

余白によって印象は大きく変わってきます。

例えば、余白の少ないデザインは ポップで勢いのある印象。
逆に、余白を大きく取っているデザインは、高級感や落ち着いた印象を与えます。

またこれです。笑 (左:おーばん 右:株式会社Kyo2 Desingより)
だって分かりやすいから・・・笑

 

チラシ作成の目的に合わせて、余白の取り方を変えることはとても大切です。ごちゃごちゃしすぎていると読み手は離れてしまいます。

 

文字と文字、文字と写真、チラシの端と文字等、それぞれの間に適度な余白を作ることで 情報をしっかりと読み手に伝えることができます。

 

とにかくチェックすべきは「見やすさ」。「情報が多いから余白は作れない」は無しです。きちんと余白があるのか、チェックしましょう。

 

レイアウトやバランスが良いか

具体的に言うと、

文字と画像は四角くまとめる(ブロック化)ことを意識できているか
テキストや画像の始点、終点の位置は揃っているか

 

これらを3つの例でみてみましょう。

 

 

 

(エディオンより)

 

 

(水前寺江津湖公園HPより)

 

 

こう見てみると、ちりばめられているように見えるレイアウトにはきちんと意図があることが分かりますね。

 

 

見出し・フォントに工夫があるか

ここでの工夫とは、やっぱり「見やすさ」です。

 

基本的には、
キャッチコピーや目立たせたい言葉は 大きく表示するので変わったフォントを使うことが多いです。
一方、住所や連絡先などの下に小さく表記される文字は、普通の明朝体またはゴシック体で表します。

 

全部そうですよね。

 

特徴が連想できるモチーフがあるか

これは無意識的にしているほうが多いと思います。

 

ケーキ屋さんならケーキのイラストや写真があったほうがいいし、
花火大会なら花火の写真、
ジムなら器具を使っている様子や通った未来に見込める体つきをした人が載っていることもあります。

 

あなたが伝えたいことがぱっと見で伝わるようなイラストや写真を選びましょう。

 

 

 

 

 

以上が、初めて作るフライヤー(チラシ)をいい感じにするコツと手順でした。

ちょっとコツが分かったらいい感じになります。

 

一番気をつけたいのは情報量を抑えること。
そこさえ気をつけておけば、コツ通りに作ればレイアウトはまとまりますよ!

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    この記事を書いた人

    そえだみき

    イラストレーター・お絵描きムービークリエイター(自分ストーリー協会認定)。「わくわく、げんき、ゆめ、ふしぎ、そうぞう」をテーマに制作。元気のでるイラストをお届けします。

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