動画と一口に言っても、その動画の制作技法は様々です。
テレビコマーシャルを見るだけでも、アニメーション、実写等いろんな表現方法があるのが分かります。

でもいざ、自分が作るとなったら。どんな制作技法があってそれにはどんな特徴があるのか、よく分かっておくことで、よりよい動画作りをすることができます。

ここでは　その制作技法の種類と特徴について書きました。

「動画制作にはお金がかかる」の間違い

まず最初に、「動画制作といえばお金がかかる」という先入観について書いておきます。

これはきっとテレビＣＭの先入観。
確かに、CM制作費用の相場は100～1,000万円と言われています。テレビCMなら長くて３０秒。３０秒１００万円。
こう聞くと、動画を作るのって高いんだ、無理　と思う方が多いと思います。

ですが、制作技法によって価格は大きく変動するのが事実。
どんな会社（または個人）に頼むつもりですか？
あなたは女優さんを登場させるつもりですか？
あなたの商品はすでに撮影してあるんじゃないですか？

動画制作とだけくくると、今では１０万円から作れるものもあります。桁が一桁減っただけで手が伸ばせそうですよね。

では、金額感も含めて下記より制作技法を紹介します。

制作技法

ここでは代表的な制作技法３つをお伝えします。

モーショングラフィックス

こちらはモーショングラフィックスという制作技法。

素材に静止画や図形、テキストを使用し、エフェクトをつけることで視覚効果をメインに表現するものです。
移動、拡大縮小、ちょっとした動き等を駆使することで分かりやすい動画を作ることができます。

「素材サイトで見たイラストが動いている！」と思った方は、まさにその通り。既存のイラストを加工して動かしている場合もあります。

すでにLP等で使っている静止画を素材として使うこともできるので、イメージの統一感や費用を抑えられることが魅力。
揃っている静止画を使うことと、自分で企画して制作のみ外注する場合は３万円前後で作れる場合もあります。

キャラクターアニメーション

人物や動物などのキャラクターに動きをつけて表現するアニメーションです。
一般には、特定のキャラクターを2次元または3次元のコンテキストで動かす技術として定義されています。

イラストのタッチや表現方法によって、見ている人に与える印象を変えることができます。また、複雑な内容でもおもしろく伝えることができるのも魅力。
自社のキャラクターを使うことでよりオリジナリティが増し、親しみを持ってもらえることが期待できます。（現にこの楽天のパンダちゃん、知らない人はいないんじゃないでしょうか）

例のような動画だとモーショングラフィックスよりも高額です。１から作ることになるのがほとんどなので、50万円～になる場合が多いでしょう。

実写

（実写の例は実にいっぱいありますが、個人的に好きなのでこれを引っ張てきました。笑）

これは、その名の通り、カメラで人を撮影しています。商品紹介なら本物をそのまま、サービスでもリアルな活用方法をそのまま、全部そのまんまを伝えることができます。商品のビジュアルを伝えたい時や、情緒的なことを伝えたい時に向いています。

実写といっても、大きなカメラで撮影することもあれば、スマートフォンで間に合う場合もあります。（現在のスマートフォンは優秀すぎですね）

価格は、外注するとキャラクターアニメーションよりもさらに高額になります。

もちろん他にもあるいろいろな制作技法

上記では代表的な３つをご紹介していますが、他にもいろんな技法があります。
特にアニメーションがたくさんあるので、ここではアニメーションに絞って２つお伝えします。

ホワイトボードアニメーション

こちらは、手描きのホワイトボードアニメーションの例です。キャラクターアニメーションよりも低額で発注できるのが魅力。
イラストは動きませんが、映り込んでいる手が動くことで見る側を飽きさせません。

3DCG

3DCGとは、CG技術を用いています。3D空間のなかで、立体的に表現することができます。
様々な角度で表現できるので、空間全体を紹介すること、製品を様々な角度で紹介することに向いています。
キャラクターアニメーションとかぶっている部分もあります。

以上が動画の制作技法の種類と特徴でした。ここで紹介しなかった表現方法も色々あります。複数の技法を組み合わせることもあります。
それぞれのメリットデメリットとあなたの動画にしたいものを照らし合わせながら動画制作に取り組んでくださいね。

私はホワイトボードアニメーションを制作しています。気になる方は下記よりお気軽にご連絡ください。